さよなら、ありがとう

今月の初め、Facebookで繋がりのある先輩から、

学生時代のサークルのボックスがあった学生集会所が取り壊される

という情報が入ってきました。

２２日にはOB会でお別れ会も開かれるとか・・・

急だったのですが、施設に長男のショートステイをお願いして参加してきました。

 

 

中に入った瞬間、時間が３０年昔に戻ってしまいました。

 

本当に懐かしい。

 

ごちゃごちゃしていて、物があふれてて、それでもみなが思い思いのことに熱中してて・・・

 

何もかもが昔のままでした。

 

できることなら、いつまでもこの状態で建っていて欲しい。

そんな思いがこみ上げてきたけど、

私たちが学生だった頃からもうすでに、床が抜けそうなところもあったし、窓もガラスが落ちてきそうで私は怖くて開閉ができませんでした。

 

もう限界なんでしょうね。

 

そういえば、阪神大震災にも耐えたんだね。

 

 

学生集会所はこの夏に取り壊されて、同じ場所に地下２階、地上３階のボックス棟が建つのだとか・・・

冷暖房完備、エレベーターもあるから楽器の移動も楽チンなんだって。

 

 

お別れ会には、私たちよりも年配の先輩から、ついこの間卒業したばかりの人たちまでいろんな世代の方たちが集まりましたが、

喜ばしいというか、危惧すべきというか・・・わがサークルの伝統は今もしっかり受け継がれているようです。

見た目は今時の男の子、女の子(そうでない子もいますが）なんですが、

やってることは私たちが学生だった頃と変わってないな～

練習熱心なのはいいけど、お勉強のことも忘れないでね・・・

と心配性なおばさんは思ったのでした。

 

 

 

 

お別れ会の後は、年代の近い先輩たちと川床でお食事。

 

遠目では見たことがあっても、学生時代には足を踏み入れたことの無いところ。

南座をこのアングルで見るのは初めてだね、なんて言いながら昔話で盛り上がりました。

 

前日の大雨と打って変わって、いいお天気だったのですが、さわやかな風がとても心地よかった・・・

 

下を見下ろすと、相変わらず、川原には定間隔にアベックが並んでいました。お幸せに～～～

 

 

 

 

 

この後もう一軒梯子して、結局最終のサンダーバードで家路に着いたのでした。

 

 

さよなら、近衛ボックス。

 

たくさんの思い出をありがとう。

 

そして、最後に、京都に呼んでくれて本当にありがとう。