序曲 1812年

序曲 1812年。

この曲との出会いは、中学3年のとき。

吹奏楽部の同級生が、この曲のLP(年がばれるわ)を持ってきて音楽室で聴きました。

確か、自由曲の候補か何かだったのかな・・・その辺はよく覚えてないのですが。

なかなかいい曲じゃない・・と思いながら聴いてると、曲の終わりごろのなって、

「このズド~ンて音、大砲なんやぞ」と、同級生。

「へ~~~すご~~い」と感動したのもつかの間。

一体どうやって演奏してるの???と疑問がわき、大きく大きく想像を膨らませた私。

「聴くのも、演奏するのも命がけやね~ホールの修理も大変やわ・・・」

「馬ッ鹿か~?空砲に決まってるやろ!!」

「じゃあ、この曲コンクールで演奏するとしたら、どっかで大砲借りてくるの?」

「大太鼓で代用するの!!」

「ふぅ~ん」

まだまだ聞きたいことは山ほどあったのですが、

また「馬鹿か~~」と言われそうで、その時は聞けませんでした。

もしかして、野外で演奏してる?でもその割りに録音状態良くない?

それとも、ステージの後ろの方に大砲がズラ~って並ぶの?そんなに広いステージあるかな?ets

30年(+α)越しの私の疑問、先日次男と観にいった「のだめ」で解けました。

演奏はホール内で、大砲はホール前の広場で・・・だったのです。

な~るほど、そういう手があったか・・・

もう、うれしくてうれしくて・・・演奏が(映画の中で)終わった後、

「ブラボー!!」ってのだめと一緒に立ち上がりたくなりました。



後で色々調べてみると、自衛隊は野外で演奏しているようです。

それにしても・・・

インターネットが普及したこの時代、30年もの間解らないままでいたことが、一瞬で解ってしまうんですね。

良いのか悪いのか・・・

少なくとも今の子供たちは、私が「のだめ」を観終わった時の感動を味わうことは無いのかな・・・

という気がします。



* 序曲 1812年について詳しいことが載っています。よかったらのぞいてみてください。