天寿を全うする

今朝母から、実家で飼っていた猫の「ハナコ」が亡くなったと電話がありました。
 
ハナコ」はちょうど私が結婚した年に、大学の先輩からもらった「ミミ」の子供です。
 
雄2匹、雌1匹生まれて、母が「タロウ」「ジロウ」「ハナコ」と名づけました。(すごく適当(^ー^;) )
 
最初は家の中に居たのですが、3匹で結託してやってくれる悪戯が半端でなくて、
 
実家の庭の小屋で飼われていました。
 
その後、弟が郊外に家を建てて、両親もそちらの方に引っ越したのですが、
 
祖母が新しい家には行きたがらず、病気で入院するまでずっと古い家で猫たちの世話をしていました。
 
「タロウ」は早くに亡くなったのですが、「ミミ」と「ジロウ」と「ハナコ」は祖母が亡くなった後も、
 
古い実家で過ごしていました。
 
猫は住む場所が変わると良くないと、そのままおいておいたんです。
 
両親が毎日2回、往復1時間弱の距離を世話をするために通っていました。
 
動物の世話って、休むわけにいかないから、本当に大変だったと思います。
 
「ジロウ」が17歳で亡くなり、「ミミ」が同じ年に18歳で亡くなり、「ハナコ」1匹になったわけですが、
 
どんなに寒くても、長年住み慣れた庭が良かったらしく、家の中にはとうとう入りませんでした。
 
もちろん、動物用のコタツを入れ、至れり尽くせりでしたが。
 
今日、このお世話が終わったわけですが、
 
母がポツリと一言。
 
「ばあちゃんの影が段々薄くなってくわ」
 
母は「ハナコ」の世話をしながら、祖母のことを思っていたんだ・・・
 
お盆を前にして、私も祖母のことを思い出しました。
 
 
ところで、この「ハナコ」ちゃん、実は長男と同い年。21歳だったんですよ。
 
しばらく点滴に通っていたのですが、
 
獣医さんに「何食べさせてたんですか?」って訊かれたそうです。
 
大切に世話をしてもらって長生きできた「ハナコ」は幸せ者だと思います。
 
イメージ 1
 
元気だった頃の「ハナコ」(当時19歳)